どの三菱電機のインバーターが買取される?需要の高いシリーズ2選

三菱電機のインバーターは、産業用設備やFAシステムにおいて高い信頼性と性能を誇る定番ブランドです。国内外での導入実績が豊富なため、買取市場でも常に安定した需要があります。
ここでは、買取市場で特に人気・需要が高いシリーズを2つ厳選してご紹介します。最新モデルだけでなく、既に生産終了となった機種でも需要が続くケースが多く、思わぬ高額査定につながることもあります。
人気シリーズ①:FR-D700の特徴と需要

小型・省スペース・操作性の良さから、幅広い設備に導入されている汎用モデルの定番シリーズ。
耐環境性とコストパフォーマンスに優れ、製造ラインやポンプ・ファンなどの用途で長く愛用されています。
▼人気の型番の代表例
- FR-D720-0.75K:0.75kWクラスの標準モデル。中小設備への汎用用途が多く、需要が特に高い
- FR-D740-2.2K:高出力タイプで搬送機器やコンプレッサなどにも使用。業務用ニーズが強く買取市場でも人気
- FR-D720-1.5K :バランスの良い出力レンジで、在庫の引き合いが多い定番機種
現場交換需要が高く、未使用品であれば安定したニーズがあります。特に0.4kW~2.2kWクラスは流通量が多く、新品・未使用品は高額買取対象です。
人気シリーズ②:FR-E700の特徴と需要

上位互換の多機能モデルとして、高精度な制御性能と信頼性を両立したシリーズ。
FR-D700からのステップアップモデルとして、多くの産業機械で採用されています。
▼人気の型番の代表例
- FR-E720-0.4:コンパクトで扱いやすく、制御盤内設置が多い小出力モデル。交換需要が高く安定した人気
- FR-E740-3.7K:やや大型の制御用途に最適。工作機械・搬送ラインなどで使用され、再販価値が高い
- FR-E720-1.5K:小中規模の設備に最も多く採用される汎用型。買取市場での回転率が高く、高値がつきやすい
製造業や設備工事会社などからのニーズが強く、状態次第でD700以上の査定額になることもあります。
三菱電機のインバーターを少しでも高く売るためのポイント
三菱電機のインバーターは、産業機器の中でも信頼性・耐久性が高く、FR-D700シリーズやFR-E700シリーズなどは長年にわたり人気を維持しています。特に未使用・未開封の状態で保管されている製品は、買取市場でも高い評価を受けやすく、高額査定の対象となります。
高く売るための第一のポイントは、未使用状態を確実に保つことです。一度でも通電・設置された製品は中古扱いとなり、査定額が大きく下がってしまうため、使用予定がない場合は開封せずにそのまま保管しておくのが理想です。特に、外箱やラベルの状態も評価対象になるため、箱の潰れや日焼け、ラベルの汚れなどにも注意が必要です。
また、インバーターは電子部品を多く含むため、長期間の保管によって端子部の酸化や内部部品の劣化が進むことがあります。たとえ未使用品でも、製造から年数が経過すると“新品同等”の評価が難しくなるケースがあり、査定額に影響することがあります。倉庫などで長く眠らせておくよりも、状態が良いうちに早めに査定へ出すことが、高額買取の大きなポイントです。
さらに、付属品の完備も重要な評価項目です。取扱説明書、端子カバー、固定金具、保証書、元箱など、購入時のセット内容が揃っているほど評価が高くなります。特に外箱や緩衝材など、“工場出荷時の状態”に近いほど価値が上がる傾向にあります。
一方で、三菱電機のインバーターはモデルサイクルが比較的長いため、モデルチェンジが頻繁というわけではありませんが、後継機が登場すると旧モデルの需要が徐々に減少し、相場も少しずつ下がっていきます。そのため、「使う予定がない」と判断したタイミングが、最も高く売れるタイミングといえます。
査定を依頼する際は、型番ラベルを明確に確認できることも重要です。たとえば「FR-D720-0.75K」や「FR-E740-3.7K」など、正確な型番を伝えることでスムーズな査定が可能になります。LINEや写真での事前査定を利用する場合は、ラベル部分がはっきり写るよう撮影しておくと、より正確な見積もりを受けられます。
未使用品であっても、経年による状態変化や市場動向によって査定額は変化します。
使用予定のない在庫や余剰機器がある場合は、状態が良いうちに早めに査定を受けることが、高価買取への近道です。

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